ろうそくの灯り・・

shimafukuro

2005年06月22日 08:37

停電の夜は
ろうそくの灯りが
心細いような、ありがたいような

こどものころは
いまよりもずっと停電がよくあって
ずいぶんろうそくのお世話になりました

夜、急に真っ暗になると
まず父が立ち上がり
外を確認して
ご近所の明かりも消えていると
「停電だ」
そう言って
手探りでお仏壇のところへ行き
ろうそくに火をつけて茶の間に戻ってくる

そのわずかな時間の不安を
ろうそくの灯りが
ほっ、とさせてくれたように思います

いまは
停電もそんなになくて
ろうそくで、不安な夜を過ごすということもあまりありません

クリスマスやお誕生日のケーキとか
アロマキャンドルとか
楽しいことに使うことが多いです

伝統的な手作りのものでなければ
工場で大量生産だと思いますが
ろうそくを作るには
電気でろうそくと同じ明るさにする以上の
電力が使われているのだと聞いたことがあります
わたしは原子力発電はイヤだなと思っているのですが
そういいながら
冷蔵庫は大きいほうが便利だし
洗濯機は全自動の方が楽チンだし
炊飯器にタイマーがないと困ってしまいます

そんな話を友人にしたら
友人には原子力発電の反対運動をしている知り合いがいて
その人は電気をできるだけ使わず
夜はろうそくの灯りでという生活をしているらしい

ろうそくを作る電力はどのくらいなんだろうね
ホントにろうそくの明るさ以上の電気を使っているのかわからないけど
もしそうなら
電機で作ったろうそくを使って
原子力発電に反対したり
省エネを訴えても
説得力がない

ろうそくの灯りは
停電のときとか
楽しいイベントのときに
静かにありがたく使うのが
いまのわたしにはいいみたい

もちろん省エネは心掛けながら
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